Blondie - Some Sources

In the article about Blondie, I mentioned the fact that there was very little, if any, information available on the internet concerning this company. I provided some excerpts from an article I had, but why not share it in its entirety here?

As I indicated, this is a sort of seminar that took place over two sessions. The theme is "How to Become Rich" (金儲けセミナー) and the speaker is Tokuzô Uragami (浦上徳三), the president of Blondie. The content was published over 8 pages in the weekly magazine Shûkan Sankei (週刊サンケイ), in the issues of October 13, 1972 and October 20, 1972.

Tokuzô Uragami is clearly a charismatic person. This makes the conference very lively and interesting (in my opinion). However, one must also keep in mind that the president of Blondie is also a smooth talker. Sometimes you have to take what he says with a grain of salt. 

For example, he mentions that certain pinball machines can bring in 100,000 yen per month. This is technically possible, but for that to happen, customers would need to insert 10-yen coins into the pinball machine 10,000 times in the month. That amounts to starting a new game every 5 minutes without ever stopping, day and night. The bigger the claim, the more it passes, doesn't it?

The seminar is in two parts. For each part, I will include a photo of the article, then the transcription of the article in Japanese, and finally its translation into English.

I said what I had to say on the Blondie page. I therefore present this article as it is, without commentary.

 

Part 1 - 13/10/1972

(Japanese)

「文無し」男が遊戯機械で一億円

十円玉一つほうり込むと、小ちゃなクレーンがガラス箱の中で動き出す。クレーンの下はタバコやチョコレートの山。よしきた任せておけ、と子連れオヤジもユカタの袖まくりあげて熱中しようという仕掛け。どこのホテル、いや盛り場でも、今、遊戯場が大繁盛。ブームを演出した男は、ガッポリ十円玉の山をかき集めるという段取りである。今週登場する浦上徳三氏もその代表格といわれて・・・・・。

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筆者紹介

ざっと二十年前、この人は二十戦連勝の記録をもつウエルター級ボクサーの新人王だった。小学校一年で呉服商に小僧奉公、以来、パン製造、建築請負業を経て、現在は遊戯機械の製造とリース業「ブロンディー」グループ十六社のボス。静かなブームの演出者として、この業界ではナンバーワン。昭和六年生まれ、四十一歳。

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十円玉も積めれば山になる。

つい十年前の自分を考えますと、陳腐な言いぐさですが、本当に夢みたいですね。ワタシ、この間も、「浦上さん頼むよ」といわれて、借金でクビ回らなくなった人の抵当にはいっていたレストランを九千万円で買い取りました。いえ、正確に申し上げれば、「八千万円でどうですか」と頼まれたんです。いえ、正確に申し上げれば、「八千万円でどうですか」と頼まれたんです。でも、よくよく聞いてみるち、借りた金の金利が二千万円にもなってる。それじゃ手元に金も残らんだろうから、その金利を半分の一千万円に負けさせまして、それも払った。つまり合わせて、九千万円。

（あいつは、お人よしだよ）といわれます。でも、その半面で、

（とんでもねえ凄腕だぜ）なんてウワサもされる。自分でもどっちが正当な評価かよくわかりません。でも困った人に、こうやって頼まれるようになったもの、ワタシにしてみれば、親からもらった（今は九五キロもある）この体と、それにも一つ、「徳三や、信用第一にせな、いかんよ。それがお前の財産なんだからね」と母親に口がすっぱくなるくらいいわれた。その通りにつとめてきたおかげだと思っています。でも、九千万円で買ったレストラン、東京の洗足（大田区）にあるんですけど、その前に立って眺めますとね、不思議です。

（ああ、十円玉が九百万個、山になってるわい）

ついそう思って見ちゃうんですよ。ワタシの商売は、十円玉を集めて走り回って、ここまできましたからね。

人間が遊戯機械に見えてくる

『大日本娯楽センター　KKブロンディー代表取締役』

東京・北新宿の小ちゃいビルに本社があるこの会社、でもグループ会社は全国に十六、そしてリースしている機械がざっと千五百台ある。

（なんだい、ゲーム屋ある）

なんて思う人もあるかもしれません。ところが、この千五百台の遊戯機械、この一台一台が皆さんの月給分くらいは、もうらくらく稼いでくれます。しかも、機械ですから、三度三度のメシの代わりに、電気をつけておけばいい。健康保険もいらなきゃ残業手当ても必要ない。それでいて一台が、場所によっては一日に数千円から一万円も、お金儲けてくれるんです。

ですから、ワタシはこうして、本社のビルの三階から下を通るサラリーマンふうの人を眺めてますと、

（あ、あの人はフリッパーか）

（おっ、あっちの男はフォークリフトくらいは・・・）

なんて、つい観察しちゃいます。「フリッパー」はアメリカから輸入しているゲーム機械で、一台市価六十万円からしますが、これでも一か月に最低五万円や十万円は稼げます。「フォーク」は、もうよくご存じのクレーンのミニチュアが、チョコレートをギュッと掴みあげるというヤツですね。

とまあ、こんなように書いてきますと。

（何を寝言いってやがる。たかが、こども相手のゲームじゃねえか）

なんて怒っちゃいけません。こればかりは本当に、こどもさんだけじゃなく、大のおとなも夢中になるんです。日本は本場のアメリカあたりのブームにくらべますと、まだ十年はたっぷり遅れてます。ということは、あと十年先まではワタシの千五百台も、ますます稼ぎを増やしてくれると信じていいわけで、金儲けは十円玉に始まり、十円玉に終わると思ってます。

元手は頑丈な体とワイフだけ

日銭一台が一万円、と申しましたが、今でこそ、ワタシもその文字通り‘’ドル箱‘’を千五百台から所有して、こんな話まで書かせてもらってますが、始めましたときはたったの三台です。十年前でしたが、このとき、ワタシは正真正銘の無一文だった。

まあそれも六つのとき、裸一貫で呉服屋に小僧に出されて、小学校もろくろく通えなかったことを考えますと、人一倍、頑丈な体と働き者のワイフ、それに二人のセガレも人並みに学校に通えたんですから、不平をいうほどのことじゃありませんでした。

しかし、それまで順調だった建築請負業が、妙ないきさつで、一軒建てた家を、そっくりタダで取られちゃたまりません。

今、考えると、ダマされたの一言に尽きるんだが、気が付いたときは、わが家を

抵当に入れて、一千万円、金を借りても下請けや材木屋の支払いすませましたら一文無しだった。一文無しの原因になった建物、つまりタダ取りされた家のことで、ワタシが警視庁・荏原署に呼ばれて行ったときです。

調べ屋でワタシの隣にすわった二人の男、片方はスナックの経営者らしいとは話を聞いていてわかりましたが、もう一人は何屋か商売がよくわからない。その正体不明がやたらにいばって、「おい、払えないなら品物は引き取らせてもらうぜ!」なんていってました。スナックのほううはといえば、「刑事さん、なんとかなりませんか。あたしは十回月賦のうち、もう九回まで払ったんですかね」と、正面の刑事になきついてた。思わずワタシは、その話のなかに割り込んじゃった。「そばできいていりゃ、なんて言いぐさだ。こっちのダンナは九回払ったというのを、後、一回の払いができないだけで、品物を引き上げようなんて、とんでもねえ野郎じゃないか」なんてね。でも、よくよく聞くと、そういう契約になっていて、スナックのオヤジの言い分が、必ずしも正しいとは通らないらしい。考えましたね。

（こりゃ、おれもやってみよう）と、始めたのが、そもそもの始まりなんで、ネタは警察の調べ屋で拾ったものです。ですから、今でも荏原署には足向けて寝ない。そのときから何年かたってお礼にも行った。「おかげで、いい話を聞かせてもらいましたから、ほれ、この通り、金儲けができました」応対したその当時の刑事は、さすがにニガ笑いして、「よせよ浦上、そりゃ皮肉に聞こえるぜ」なんていってましたっけ。

十円玉の袋を担いだ苦労時代

とにかく、一千万の借金払って、文無しになった十年前。ワタシは改めて友達から一万円、二万円と借り歩いて、十万円だけ元手をつくりました。

この十万円を頭金にして、一台、四十万円の遊戯機械、例のフォークです。これを三台、十回月賦にしてもらって中古品を買った。そしてそれを、これだけは手放さずに残しておいたオンボロ自家用車の屋根に一台ずつ縛りつけてオフロ屋さん回りです。

ロープでギリギリと縛ってあるから、ワタシは窓から運転席に飛び乗って運転した。当時はまだワタシもスマートだったから、窓からはいれたんですね。

「よろしくお願いします」と、オフロ屋に五百円払って、電気のコードを引かせてもらうと、あとはフロ屋の店先がニワカゲーム場に早変わりってな寸法です。

これがうまく行き、確実に一万円ははいった。なかには遊びすぎて、肝心のオフロにはいる金まで投げ込んじゃった子連れのオヤジも出るくらい。もちろん、見ていたワタシは、「ダンナ、この次にもらいます」そういってフロ銭分は貸してあげた。

十二時、フロ屋の閉店です。でも、その後二時、三時まで屋台で一杯ひっかけた酔っぱらいなんかが大の得意で、よく遊んでくれたものです。

三台の月賦は金利を入れると、結局百三十五万くらい払った勘定でしたが、これもまたたく間に支払い完了して、ワタシは次々に新しい機械を買い込んだんです。

こうなると、あっちのフロ屋、こっちの八百屋と、夜昼関係なく、ときには緑日の夜店まで手を伸ばした。大勢自家用車の屋根一つじゃ運びきれません。

「すみません、昼の間だけ貸してくださいな」と、懇意にしている八百屋さんのトラックを借りた。八百屋は仕入に行く早朝だけしかトラックに用はないから、これも一日に千円を払えばオンの字で貸してくれた。

こうして機械はみるみるふえました。ところが、機械屋に払う月賦に手形を切った。それがどうかすると間に合わない。‘’信用第一‘’

親にいわれたその言葉が、こんなに大変なことだったと初めて知ったのも、そんなときですね。

三十万円、払えなければ明日は不渡りを出してしまう。そんな日の夜は、もう血の小便です。ろくに寝てもいられない。血走った目あけて、真夜中の二時、三時に置いた機械から十円玉を回収して回った。

朝九時。銀行の開店と同時に、一斗袋に十円玉ぎっちり詰めたやつを一つずつ両手にさげて飛び込む。

「よろしくお願いします」

ドカンとカウンターに乗せると、女子業員が、（この人、またきたわ）なんて露骨にあきれ顔、ちょっぴりゲンナリした表情で、その十円玉の袋をほどいて数え始めます。その間にワタシはもう一走り車に戻って、次の一斗袋を結び込む。十円玉を一斗袋に詰めても、やっと五万円。そりゃ重いもんです。ボクシングで鍛えた腕があるから持てるんで、並みの若いやつにゃ、二つさげて走るのはムリでしょう。

こうして二月に一回くらいは朝九時というと銀行に十円玉の一斗袋を運び込みました。

今はもうこの手もききませんが、当時、その日の午前十二時までに、現金を積めば手形も買い戻しがきいたので、こうしたのです。

（いずれセガレの代になって、オヤジの苦労がわかるだろう）と、今も二、三十枚、そうやって買い戻した手形を記念にとってあります。考えてみると、「浦上さんに売ったら間違いない。手形も一度として不渡りにしなかったからね」なんて、今でも仕入先の、たとえばセガ・エンタープライズといった、大手の会社じゃ評判です。

でもこんな苦労を山のようにやってきたのです。

現金、それが小ちゃな十円玉でも、山とはいってくる日が続けば、金儲けの第一歩は確実に踏み出したといえるでしょう。

ワタシの友人で、この商売をつい今年の二月ごろから始めた男がいる。

「徳さんよ、二、三台、金は後払いで回してくれよ」なんて頼みにきた。

「ああいいよ」

このああいいよ、はワタシの口癖です。

ああいいよ、と四台ばかり渡してやった。そのときは、十年前のワタシ同様に、無一文でヨレヨレのジャンパーなんか着て、サンダルばきでやってきたその男が、八ヵ月たった今はどうです。

「徳さん、みてくれよ、新車を五百万円で買ったんだ」なんてビッカビカの外車を乗り付けてきます。それを見て、またワタシは思うんです。

「ああ、ここにも十円玉の山が車に化けてるな」

(English)

A Penniless Man Earns 100 Million Yen with Amusement Machines

Drop in a single 10-yen coin, and a small crane starts moving inside a glass box. Below the crane lies a pile of cigarettes and chocolates. "Alright, leave it to me!" - even fathers with children roll up their yukata sleeves and get absorbed in the contraption. Whether at hotels or entertainment districts, game arcades are booming everywhere now. The man who orchestrated this boom is raking in piles of 10-yen coins according to plan. This week's featured guest, Mr. Tokuzou Uragami, is said to be a representative figure of this trend...

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Author Introduction

About twenty years ago, this man was a rookie welterweight boxer with a record of twenty consecutive wins. Starting as an apprentice at a kimono shop in first grade, he went through bread manufacturing and construction contracting, and now heads the "Blondie" group of sixteen companies engaged in game machine manufacturing and leasing. As the quiet orchestrator of this boom, he's number one in this industry. Born in 1931, age 41.

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Even 10-Yen Coins Pile Up to Make a Mountain

When I think about myself just ten years ago, it really feels like a dream, though that's a clichéd thing to say. Just recently, someone said "Please help us, Mr. Uragami", and I bought a restaurant that had been put up as collateral for someone drowning in debt - for 90 million yen. Actually, to be precise, they asked me "How about 80 million yen?" But when I looked into it carefully, the interest on the borrowed money had reached 20 million yen. They wouldn't have anything left in hand, so I had them reduce that interest by half to 10 million yen, and I paid that too. So altogether, 90 million yen.

Some people say, “That guy’s just too softhearted.” But others whisper, “He’s a shrewd operator.” I’m not sure which evaluation is the right one myself. But for me, being asked for help by people in trouble — that comes from the fact that I’ve always tried to live up to my mother’s words. She told me over and over: “Tokuzō, you must always put trust first. That’s your real asset.” Along with the body I inherited (which now weighs 95 kilos), I think that’s what’s gotten me here.

Still, when I stand in front of that restaurant I bought for 90 million yen — it’s in Senzoku, in Ôta Ward, Tôkyô — and look at it, I can’t help but think to myself:

“Ah, that’s nine million 10-yen coins piled up into a mountain.”

That’s how my business has been from the start: running around, gathering up 10-yen coins until I got here.

People start to look like amusement machines to me

Dai Nippon Amusement Center — KK Blondie, President

This company has its headquarters in a small building in Kita-Shinjuku, Tôkyô, but has sixteen group companies nationwide and leases roughly 1,500 machines.

Some people might think "What, it's just a game business?" However, each of these 1,500 game machines easily earns about as much as your monthly salary. Moreover, since they're machines, instead of three meals a day, you just need to keep the electricity on. No health insurance needed, no overtime pay required. And yet each machine, depending on location, can earn several thousand to 10,000 yen per day.

So when I look down from the third floor of our headquarters building at the salary-man types passing below, I find myself observing them thinking "Ah, that person is worth about a flipper" or "Hey, that guy over there is worth about a forklift..."

“Flippers” are pinball machines imported from America, costing around 600,000 yen each, but even then they bring in at least 50,000 to 100,000 yen a month. And “forks” — you already know them well — are those mini cranes that grab chocolates and lift them up.

Now, writing it out like this, don't get angry thinking "What nonsense is he spouting? It's just games for kids!" This really isn't just for children - grown adults get completely absorbed too. Japan is still a full ten years behind the boom in America, the home of these games. Which means my 1,500 machines should keep increasing their earnings for another ten years, and I believe that money-making begins with 10-yen coins and ends with 10-yen coins.

My Capital Was Only a Strong Body and My Wife

I said that a single machine could bring in 10,000 yen a day, and now, yes, I own fifteen hundred of these literal “money boxes” and can even tell this kind of story. But when I first started out, it was with only three machines. That was ten years ago, and at that time, I was truly penniless.

Well, when I think about how I had been sent out at six years old, with nothing on my back, to work as an errand boy at a draper’s shop, hardly attending elementary school, it wasn’t something I had the right to complain about. After all, I had a sturdier body than most, a hardworking wife, and two boys who at least could go to school like other children.

But then, the construction contracting business that had been going well until then — due to some strange twist of events, a house I had built was taken away completely for nothing. Looking back, it was simply a case of being conned. By the time I realized it, I had already mortgaged my own house, borrowed ten million yen, and after paying subcontractors and the lumber dealers, I was left with nothing.

It was over this very house, the one taken for free, that I was called down to the Ebara Police Station of the Metropolitan Police. Sitting next to me in the investigator’s office were two men. One, I gathered, was a snack bar owner. The other, I couldn’t tell what his trade was. That unidentified man, acting all high and mighty, said, “Hey, if you can’t pay, then we’ll just take the goods back!”

Meanwhile, the snack bar owner was clinging to the detective in front of him, begging: “Officer, can’t you do something? I’ve already paid nine out of ten installments.”

I couldn’t help cutting into the conversation: “Listening from the side, what kind of talk is that? This man has already paid nine installments, and just because he can’t make the last one, you’re going to take the goods back? That’s outrageous!”

But when I listened carefully, it turned out the contract was written that way, and the snack bar owner’s complaint wasn’t entirely valid. That got me thinking:

“Maybe I should try this myself.”

And that was the true beginning. The “seed” of the business I picked up in the police investigator’s office. That’s why, even now, I never sleep with my feet pointing toward Ebara Police Station. A few years later, I even went back there to give thanks. I told them: “Thanks to you, I heard a good story back then, and as you see, I made money from it.” The detective who had been there at the time gave a wry smile and said, “Come on, Uragami, that sounds like sarcasm.”

The Hard Times of Carrying Sacks of 10-Yen Coins

Anyway, ten years ago, after paying off that ten million yen debt, I was left with nothing. I went around borrowing from friends — 10,000 yen here, 20,000 yen there — and scraped together a capital of just 100,000 yen.

With that 100,000 as down payment, I bought secondhand amusement machines — the “forks,” the crane games — each costing 400,000 yen. I bought three of them on ten-installment payments. I tied one machine at a time to the roof of my beat-up family car (the only thing I hadn’t sold) and made rounds to the public bathhouses.

Since the machines were tied down tight with rope, I had to jump into the driver’s seat through the window. Back then, I was still slim enough to fit through. I’d go to the bathhouse, hand over 500 yen, and get them to run an electric cord. And just like that, the bathhouse entrance would turn into an impromptu game corner.

This worked well — each day brought in a steady 10,000 yen. Sometimes a father with kids would get so carried away playing that he’d throw in even the money he needed for the bath. Of course, watching this, I’d tell him: “Sir, I’ll get it from you next time,” and lend him the bath fee.

Bathhouses closed at midnight. But afterward, until two or three in the morning, drunkards stopping by from the stalls were the best customers, playing happily.

With the interest added, those three machines on installment ended up costing me about 1.35 million yen. But I paid them off in no time, and then kept buying more and more machines.

Soon I was placing machines not only in this bathhouse or that greengrocer, but day and night, even stretching to festival stalls on holiday evenings. One car roof wasn’t enough to carry them all anymore. I asked a greengrocer I was friendly with: “Please lend me your truck just during the day.” Since he only needed it early in the morning for buying stock, he let me use it for 1,000 yen a day.

And so the machines multiplied rapidly. But then I had to issue promissory notes to the machine dealers for the installments. Sometimes I couldn’t cover them in time. That’s when I truly learned the weight of my mother’s words: “Trust comes first.”

If I couldn’t pay 300,000 yen, the note would bounce the next day. On such nights, I’d practically piss blood from the strain, unable to sleep, my eyes bloodshot. At two or three in the morning, I’d go around collecting 10-yen coins from the machines I had placed.

At nine in the morning, when the bank opened, I’d rush in with both hands carrying full one-to buckets stuffed with 10-yen coins. “Please take care of this,” I’d say, dropping them on the counter with a thud. The female clerks, plainly exasperated, would untie the bags and start counting, while I dashed back to my car to bring the next one. Even when packed tight, one bucket of 10-yen coins only came to 50,000 yen — and it was heavy. If not for the arms I’d trained in boxing, I couldn’t have carried two at once.

This way, about once every two months, at nine sharp in the morning, I’d deliver those sacks of 10-yen coins to the bank.

It doesn’t work like that anymore, but back then, if you brought in cash by noon the same day, you could buy back the note. That’s how I managed.

“Someday my boys will understand the hardships their father went through,” I thought, and I’ve kept twenty or thirty of those notes I bought back as mementos. When I think about it now, people say: “If you sell to Uragami, you can’t go wrong. He never once defaulted on a note.” Even big suppliers like Sega Enterprises still say that about me.

But I went through mountains of hardships like this. Cash — even if it’s only tiny 10-yen coins — if the piles keep coming day after day, that’s the sure first step in making money.

One of my friends started this same business just this February. He came asking: “Toku-san, give me two or three machines. I’ll pay you later.”

“Ah, fine,” I said. That “ah, fine” is my favorite phrase. I lent him about four machines. Back then, just like me ten years earlier, he was penniless, wearing a shabby jumper and sandals. But now, only eight months later, how is he? He comes driving up in a shiny new foreign car worth five million yen, saying, “Toku-san, look, I bought this brand new.”

And seeing that, I think to myself again:

“Ah, here too, a mountain of 10-yen coins has turned into a car.”

Part 2 - 20/10/1972

(Japanese)

人間、生まれたときは誰でも裸一貫。二十年、三十年の間に、どこで差がつくのか。答えは簡単だ、と浦上徳三講師はいう。信用ちう、いわば無限にふくらませることも可能な財産を、どうやってたくわえるかで差ができる。金儲けの秘訣は「信用蓄積」にあるという、一見平凡な手法のなかに、あなたも億万長者になれるノウハウがあるらしい。"損して得取れ"。これまた言い古された言葉だが、それを浦上氏の場合は・・・。

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筆者紹介

若いうち、働けるうちはコッペパンかじってても金儲けに専念するのが当然だ、というのが持論。急成長を続ける「ブロンディー」グループ十六社の総帥として平日は昼夜ぶっ通しのビジネスタイム。そこで家庭サービスは日曜日。週に一回、その昔、ウエルター級新人王であったキネヅカで、二人の息子とボクシングに汗を流すのが唯一の楽しみ。四十一歳。

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百円玉、五十円玉集めるのは外道

先週、この欄で、ワタシが遊戯機械三台を月賦で買って、それも夜も寝ないで、オフロ屋さんの店先に置いて回った話しました。

ところがどうです。驚きましたね。

「浦上さんて、あんたかね。ワシにも、うまい話の相談にのってくれんか」なんて初老のりっぱな紳士から始まって、「うちの亭主は働きが悪くて、いっそあたしが機械一台買って稼げばどうかと・・・・・・」といった相談。これはサラリーマンの奥さまでしょう、こんなのが次から次へと来ました。でも考えてみれば、あたりまえまんで、今のニッポン、景気がちょいとよくなったとか、GNPっていうんですか、なにやら日本の国民でさえありゃ、世界で二番とか三番目の金持ちだらけもたいな話はとんでもないウソ。まだ、まだコッペパンかじっても働いてお金を残さなきゃ、年とってのんびりできるわけもありません。ただ、ワタシが相談受けて驚いたのは、皆さんそろいもそろっていうことが、

「日銭で一万円だってね」という、これだけです。冗談じゃない。そりゃ、十か所置けば一つ、二十か所回れば二つくらいは一万円稼げる場所も見つけられます。でもこれだって、それだけの努力をしたらの話なんです。

もう一つ、誤解のないように申しあげますと、一口に「遊戯機械」といっても、実は大きく分けて二つある。

その一は、先週も申しましたが「クリッパー」とか「フォーク」。それに今、ワタシの会社、ブロンディーがつくって売ってる「ミニダービー」とか「ジュークマシン」などがはいります。「ミニダービー」は専用のメダルを入れると、クルクルとランプが数字の下で回り始める。（これだっ！）

っていう番号のボタン押しておいて、ピタリそこにランプが止まれば、ジャラジャラとメダルが出てきます。

「なんだい、パチンコと同じかい」なんて早合点しちゃいけません。これはギャンブル機械じゃないんで、楽しみはあなたに運があるかどうかやってみることで、いくらメダル集集めたって、こいつはお金儲けにゃならないんだ。

ブロンディー社が絶対の自信をもって贈る「ジュークマシン」もまたしかり。仕掛けは、この「ダービー」に音楽テープのボックスの組み合わせで、メダルの数だけ好きな音楽がたっぷり楽しめるという機械です。

じゃ、もう一つのやつはといえば「ギャンブル」専用の機械です。スナックバーとか、深夜レストランなんかに出回ってます。メダルの代わりに百円硬貨や五十円玉入れて、当たればこれも百円玉、五十円玉がガラッと飛び出す。

ところが「ギャンブル」は申し上げるまでもなく、見つかれば手が後ろに回っちゃいます。ワタシのところじゃ、これはやりません。

おわかりでしょう。ワタシがここでいいたいのは、百円や五十円硬貨を集めるのは外道。やっぱり不断の努力で、客足を止める場所を捜し、集めるのは十円玉でいいんです。十円が積もれば万になるんだから。

不渡りつかんでも平気の平左

こんな話をいつまでもクドクドと書いても、「金儲けセミナー」の核心には触れてきません。

そこで今週は、ちょっぴりキビシイ話をご紹介します。

去年の秋でした。

例によって、ワタシのところから「ブロンディー」の機械を三十台近く、

「手形で払います」「ああいいよ」で、売りました。

この前も申しあげたように、ああいいよ、はワタシの口癖でして・・・・・・。とにかく持っていった。ところが、この手形、額面で七百万円と四百万円でしたから、合計で千百万円が不渡りになっちゃった。

一年前ですから、ワタシの会社も、今ほどには信用もあがってない。

「浦上の会社が危ない」

「何千万って不渡りつかまされたようだ」なんて、この手の話は早いし、尾ヒレがつく。それも同業者で、悪口いうのが生きがいみたいな男がいまして、あっという間にそんな話が広まっちゃいました。

でもワタシはこうなると、もう大喜びなんです。

（おかしな野郎だな、不渡りつかまされたそのうえに、倒産のウワサじゃ、嬉しいだころか泣きたくなるのがあたりまえじゃないか）なんて考えるのは普通人。ワタシにいわせれば、どんな局面でも、お金儲けにつなげられるのじゃなくちゃいけません。

どうしたかーー。

ワタシはさっそく、五百万円ばかり品物を入れさせた払いの残っているA社に電話した。

「どうもウワサのとおり、ちょいと台所が苦しいんで、ついてはB社の品物で払ったことにしてくれませんか」

相手は不渡り、紙切れ同然になっちゃうかもしれない手形より、こっちの言い値でも、B社の品物なら金に換わるというんで、大喜びでトラック持って来て五百万円分運んでいった。

次はB社に電話します。

「どうもワタシがいたらなくてご迷惑かけます」

こちらにはC社の品物を八百万円分、といっても、C社から仕入れた値段にガッチリ利益をのせて渡してやった。

そしてもう一本、C社です。

「あいすみませんが・・・・・・」と、ここにはA社の五百万円を八百万円に値をつけて・・・・・・。

もうおわかりでしょう、三つある仕入先の品物をタライ回しにして、あっという間に一千万円近くの利益です。倉庫はガラガラ。残ったのは儲けた礼束だけというわけです。

それから一年、その間には不渡りつかんだことも再三でしたが、ワタシは平気の平左です。

（また、棚下ろしのチャンスがきたかいな）なんて思ってますから。

二十歳で独立もできるが・・・

ずいぶん荒っぽい野郎だ、なんておもわれるかたもあるかもしれません。しかし、ワタシは自分の会社じゃ、でかい声一つ出さない。

たとえば、ドシャ降りの雨の中をセールスに走り回った若い社員が帰ってきます。それも夜中の七時とか八時。でも、「やあ」というだけです。

「ご苦労さん」なんていいませんね。

新入社員にもそうです。

「がんばります」とかなんとかいいますよ。でも、ワタシはそういわれても、

「ア、そうかい」

これだけ。別に偉いかたのマネしてみせるわけじゃない。ワタシの会社にきたら、人一倍働いて当然。もちろん、がんばるのは、いわなくてもわかってます。

今、十六の子会社、グループ会社に、社員は二百人もいますが、だけど、一人だってやる気のないやつはいません。

近ごろじゃ、この手のリース機械のセールスマンといえば、やれ、”手軽に儲かるサイドビジネス”なんて、そんな簡単にやれるんなら誰もがやってます。甘ったれちゃいけません。男一匹ガキ大将、これはマンガの題名だが、ワタシはこういいます。

「死んだつもりでやんなさい」

あとは任せていただく。

今年の春、うちに来た十九歳の青年。それまでは高校出て、運送会社の事務員して月給が四万五千円。それがうちへ来た。「ああいいよ」と給料は倍払った。目の色変えて、こっちが何もいわなくても、夜の十時、十一時まで売りまくってくる。この十月から独立させました。

「キミくらいがんばるなら、勤めているのはもったいない。独立して一軒会社をもちたまえ」二十歳になった日に、ワタシはそういって勧めた。

「やります！」と本人、一週間しないうちに、ちゃんと事務所も見つけてきました。もう給料じゃない、腕一本、稼げるだけが取り分になるが、四万五千円の五倍や十倍は堅いでしょうね。

信用は築きようで無限の財産

「リース業」といって、あああれか、とすぐにわかる人って少ないですね。アメリカあたりにくらべたら、まだまだこどもだまし。

この間も、古い友人が、スナックやっていて借金でき、店を手放しちゃった。

「徳さん、おれにもお前のやってるリースって仕事をさせてくれよ」と、五万円だったか七万円でしたか持ってきました。

「ああ、いいよ」が出ませんでした。代わりにいってやった。

「ここにもう五万円あるから、今夜はあんたの持ってる金と合わせて、トコトン使ってらっしゃい。明日、ほんとうの一文なしになってきたら考えましょう」とね。

これは何商売にもいえると思います。人間って、ちょっとでも金持ってる間はダメなんで、本気でやるには、断崖絶壁に素って裸で立ったときに金儲けのノウハウもわかるし、その人の体が金儲けるようにちゃーんと動きはじめるんですね。

翌朝、そりゃさっぱりしたいい声で電話きました。

「徳さん、ボクはやるよ！」人間っていいもんです。思いきって裸になれば、こんないい声も出るじゃないか。ワタシもこうやって、今が金儲けるときだと思えばこそ、コッペパンかじってでも働く。年とったら、日に二十万円でも百万円でも使えるだけのものを稼いでおく。

そうしてもう一つ。

ワタシの夢も聞いてください。ブロンディーのグループ会社をあと一、二年で三十社にする。三十社のボスは協力して、一軒の事務所ビルを建て、三階から上くらいはマンションにして、ここにいっしょに住むんです。

三十人が毎月十万円ずつ金を出し合って定期預金すれば、一年としないうちに一億や二億円の金は借りられます。こっちはなんといっても保証人も三十人でから、金を貸す銀行も心丈夫でしょう。

そうしたら次は、その金で観光ビジネス、ハワイにホテルを買うとか、あるいはいっそのこと、後楽園くらいのでかい遊戯場をぶっ建てるのもおもしろいじゃないですか。こんなこと考えますと、ウカウカしてられません。さっきの友人と同じです。

（ボクはやるよ！）

ワタシだって目も光ってきますね。

”ショーほど素敵なビジネスはない"というのは、古いアメリカ映画の題名だ。

ワタシにとって毎日は、”リースほどすてきな金儲けはありません”といえるんです。

そうしてその基礎になるのは、”信用とは人間のもつ無限の宝庫なり”これです。

早い話が、ワタシの会社で、ワタシの判コと小切手帳持って、五百万円でも一千万円でも持ち出そうと考えたら、誰にもそれくらいの金は手にできます。でも、それじゃ、その人の信用は五百万円か一千万円どまりだ。

人間の信用、それは築きようで何百億にも何千億にもない。どちらをとるか、これはもう当然でしょう。

(English)

Everyone Is Born Naked. When a person is born, everyone starts with nothing. Over twenty or thirty years, what makes the difference? The answer is simple, says lecturer Tokuzō Urakami. The difference comes from how you build up trust — a kind of asset that, so to speak, can be inflated infinitely. The secret to making money lies in this plain-sounding method of “accumulating trust.” And within it, there seems to be know-how by which even you could become a millionaire. “Lose a little to gain a lot.” Another well-worn saying, but in Mr. Uragami’s case...

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Author’s Profile

His belief: while you’re young and able to work, even if you’re chewing on a cheap bread roll, it’s only natural to devote yourself to making money. As head of the sixteen rapidly growing companies of the “Blondie” group, his weekdays are wall-to-wall business, day and night. Family service is reserved for Sundays only. Once a week, at the Kinetsuka gym — where he once was a welterweight rookie champion — he spends time boxing and sweating with his two sons. Age: 41.

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Collecting 100-yen and 50-yen coins is the wrong path

Last week, in this column, I told the story of how I bought three amusement machines on installment, and how I hustled day and night, placing them in front of bathhouses.

But here's what happened that surprised me. You'll be amazed. It started with a distinguished middle-aged person saying, 'Mr. Uragami, could you help me with a good deal? My husband isn't working well, so I thought maybe if I buy one machine, I could earn something...' and similar requests kept coming, mainly from the wives of salarymen. Reflecting on it, it's quite natural. 

In today's Japan, stories of the economy getting slightly better, or the GNP, whatever that is, ranking Japan's citizens as the second or third wealthiest in the world, are outrageous lies. Even for the Japanese, it's not the time to relax and enjoy life; you still need to work hard and save money, even if you're just eating bread. 

However, what surprised me about the consultations I received was that everyone uniformly said, 'Even 10,000 yen a day in earnings.' No joke. Of course, if you set up at ten places, you might earn around 10,000 yen at two of them. But even this is a story that requires that level of effort.

Let me clear up another misunderstanding. When people say “amusement machines,” there are really two types.

The first includes what I mentioned last week: “clippers” [flippers?] and “forks.” And now, from my own company Blondie, machines like the “Mini Derby” and the “Juke Machine.”

With "Mini Derby," you insert a special token and lights start spinning around under numbers. You press the button for the number you think will hit, and if the light stops exactly there, tokens come clattering out.

Don't jump to conclusions saying "What, same as pachinko?" This isn't a gambling machine. The fun is in testing whether you have luck, but no matter how many tokens you collect, you can't convert them to money.

The same goes for the "Juke Machine" that Blondie offers with absolute confidence. The mechanism combines this "Derby" with a music tape box, so you can thoroughly enjoy your favorite music for the number of tokens you have.

Now, the other type consists of machines dedicated to "gambling." These circulate in snack bars and late-night restaurants. Instead of tokens, you insert 100-yen or 50-yen coins, and if you win, 100-yen or 50-yen coins come tumbling out.

But "gambling," needless to say, will get you handcuffed if discovered. We don't do that at my company.

You understand, right? What I want to say here is that collecting 100-yen or 50-yen coins is the wrong path. Through constant effort, you search for places that attract customers, and it's fine to collect just 10-yen coins. Ten-yen coins pile up to make ten-thousands.

Unperturbed Even When Stuck with Bad Notes

If I keep writing these stories endlessly, I won't get to the core of this "money-making seminar."

So this week, let me share a slightly harsh story.

It was last autumn. As usual, I sold nearly thirty "Blondie" machines from my company to someone who said "I'll pay by promissory note", and I gave my usual response of "Ah, fine..."

As I mentioned before, "ah, fine" is my catchphrase... Anyway, they took the machines. But these promissory notes - one for 7 million yen and another for 4 million yen - totaling 11 million yen, all bounced.

Back then, a year ago, my company didn’t yet have the credit it does today. Rumors flew:

“Uragami’s company is in trouble.”

“Seems he got stuck with tens of millions in bad notes.”

These kinds of stories spread fast and get embellished. There was even a competitor whose life's purpose seemed to be spreading bad rumors, and such talk spread in no time.

But when this happens, I'm absolutely delighted.

(What a strange guy - getting stuck with bad notes and facing bankruptcy rumors should make you want to cry, not be happy) - that's what normal people think. But in my view, you have to be able to turn any situation into a money-making opportunity.

So what did I do?

I immediately called Company A, to whom I still owed payments for about 5 million yen worth of goods they had supplied me.

"As the rumors say, my finances are a bit tight, so could you consider it paid with Company B's goods instead?"

Rather than promissory notes that might become worthless paper, they were delighted to get Company B's goods at my price since they could convert them to cash. They happily brought their truck and hauled away 5 million yen worth.

Next, I called Company B.

"I'm sorry for being inadequate and causing you trouble."

To them I gave 8 million yen worth of Company C's goods - though at the purchase price from Company C plus a solid profit margin.

And then Company C.

"I'm terribly sorry, but..." - to them I priced Company A's 5 million yen goods at 8 million yen...

You get it now, right? By rotating the goods from three suppliers, I made nearly 10 million yen profit in no time. The warehouse was empty. All that remained was the profit bundle.

Over the following year, I got stuck with bad notes several more times, but I remain completely unperturbed.

(Ah, another inventory clearance opportunity has come along) - that's what I think.

You Could Become Independent at Twenty, But...

Some people might think I'm quite a rough character. However, at my own company, I never raise my voice even once.

For example, when a young employee comes back after running around making sales calls in pouring rain - even if it's seven or eight o'clock at night - I just say "Hey."

I don't say "Good work" or anything like that.

Same with new employees. They say things like "I'll do my best" and so on. But when they tell me that, I just say:

"Ah, is that so?"

That's all. I'm not trying to imitate some important person. If you come to my company, working harder than others is only natural. Of course, I understand without being told that you'll do your best.

Now I have two hundred employees across sixteen subsidiaries and group companies, but there isn't a single one without motivation.

These days, when you hear about salesmen in the leasing business, it’s often pitched as some “easy side hustle to make quick money.” But if it were really that easy, everyone would be doing it. You can’t be soft. There’s a manga called "The Ideal Boy's Gang Leader" (男一匹ガキ大将), and I say the same thing:

“Work as if you’re already dead.”

Leave the rest to me.

This spring, a nineteen-year-old came to work for us. Until then, he'd graduated high school and worked as a clerk at a shipping company for 45,000 yen a month. He came to us. I said "Ah, fine" and doubled his salary. His eyes lit up, and without me saying anything, he'd go out selling until ten or eleven at night. I made him independent this October.

I told him: “For someone as hardworking as you, just being an employee is a waste. Become independent and start your own company.” On his twentieth birthday, I encouraged him. He replied, “I’ll do it!” and within a week, he had already found an office. Now he’s no longer on salary—everything he earns is his own. But he’ll easily make five or ten times that 45,000 yen.

Trust Can Be Built Into Unlimited Wealth

Not many people immediately understand when you say "leasing business." Compared to America, we're still child's play.

Recently, an old friend who ran a snack bar got into debt and had to give up his shop.

"Toku-san, let me do that leasing work you do too," he said, bringing 50,000 or 70,000 yen.

My usual "Ah, fine" didn't come out. Instead I told him:

"Here's another 50,000 yen. Tonight, use all the money you have together and spend it completely. Tomorrow, when you're truly penniless, then we'll talk."

I think this applies to any business. People are no good as long as they have even a little money. To really get serious, you need to stand naked on a cliff's edge - that's when you understand the know-how of making money, and that's when your body starts moving properly to make money.

The next morning, he called with a really refreshed, clear voice:

“Toku, I’m going to do it!”

That’s the beauty of people. Once you strip yourself bare, such a strong voice comes out. That’s how I’ve done it too. When I feel it’s the time to make money, I’ll work hard—even if I have to chew on a plain bread roll. And as I get older, I’ll make sure I’ve earned enough to spend 200,000 or even a million yen a day.

And one more thing - let me tell you about my dream. In another year or two, I'll expand the Blondie group to thirty companies. The thirty bosses will cooperate to build an office building, with the third floor and up as apartments where we'll all live together.

If thirty people each contribute 100,000 yen monthly to a fixed deposit, within a year we could borrow 100 or 200 million yen. With thirty guarantors, banks would feel secure lending to us.

Then with that money, we'd move into tourism business - buying hotels in Hawaii, or why not build a huge amusement park as big as Korakuen? When I think about such things, I can't be idle. Same as that friend:

“I’ll do it!”

My own eyes light up too.

There’s an old American movie titled "There’s No Business Like Show Business". For me, every day is:

“There’s no business as wonderful for making money as leasing.”

And the foundation of it all is this:

“Trust is the infinite treasure that people possess.”

Simply put, at my company, if someone wanted to take my seal and checkbook and walk off with 5 million or 10 million yen, anyone could get their hands on that much money. But then, that person's credit would be limited to 5 or 10 million yen.

Human trust - depending on how you build it - can reach hundreds of billions or thousands of billions. Which would you choose? The answer should be obvious.